サービス名から探す : Microsoft 365 from NTT Communicationsに関するよくあるご質問
特定の送信者からのメールが遅延します。
はじめに、メールの配送については、従来、様々な理由で早く着く・遅く着くといった事象が発生する可能性があり遅延の原因特定には繋がらない場合がございますのでご了承ください。
特定のメールの遅延が発生している場合は、「メールヘッダー情報」を取得し、「メッセージアナライザー」と呼ばれるヘッダー情報の解析ツールで読込ませることにより、メール送信の際に時間がかかっている経路を発見することが出来ます。
確認方法
1.送信済みのメールメッセージからヘッダー情報を確認する。
- 手順につきましては、関連リンク内の■メールヘッダーの表示方法が知りたいですをご参照ください。
2.ヘッダー情報をメッセージアナライザーと呼ばれるヘッダー情報の解析ツールで読込ませる。
- 関連リンク内の■メッセージアナライザーをご参照ください。
- ※左メニューのメッセージアナライザーから別のページへお進みください。
例えば、配送遅延が経由サーバーの段階で遅延していることがメールヘッダー上に記録されている場合は、本事象は弊社にて契約いただいたお客さまテナントに問題はなく、経由サーバー側に起因する事象となります。
ご不明な点等ございましたら、下記サポートサイトのお問い合わせフォームよりサポートデスクまでご連絡ください。
その他:IP スロットリングの制限に抵触した場合
本機能は、流量調整により Microsoft 365 を保護するセキュリティ機能となるため、流量制限が時間経過で緩和されるまでお待ちいただくようお願いいたします。
IP スロットリングによって一時的に受信拒否となった場合に送信元に返る DSN 状態コードについて
- 例1) [451 4.7.500 Server busy. Please try again later from [***.***.***.***].(AS******) ]
- 例2) [***.***.***.***] said: 452 4.5.3 Too many recipients
※IP スロットリングのしきい値については公開されておらず、残念ながらお客様テナント側での回避策はございません。
詳細は以下をご参照ください。
Exchange Online では特定の外部サーバーから一度に大量のメールを受信した場合、IP スロットリング (流量制限) が動作する場合があります。IP スロットリングが動作すると Exchange Online では一時的に該当IP アドレスからのメールの受信を拒否し、送信元サーバーにエラーメッセージを返します。この動作は Exchange Online 全体のテナントに影響し、すべてのテナントにて該当 IP アドレスからのメールに対して受信を拒否する動作となります。
送信元のメールサーバーでは、一時的なエラーメッセージを受信した場合の動作が設定されており、一般的には定期的な再送信を繰り返したのちに、期限切れとなった場合には配信不能となります。
IP スロットリングは定期的に更新され、解除されたタイミングで再送信を受け取った場合に正常な受信となりますが、流量の減少が見られない場合には再度動作し、メールが遅延して届くという状況が発生し続ける状況となります。
また、送信元サーバーにメールが滞留している間は、受信側であるExchange Online のメッセージの追跡に記録が記載されない場合があります。なお、IP スロットリングのしきい値については公開されておりません。
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