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【Outlook】同期エラー(同期ログ)が削除済アイテムに保存されます。
Outlook の同期エラー(同期ログ)に関する基本的な考え方
同期エラーは、短時間の間隔で頻繁に発生する同期という動作において、 その一回の同期に何らかの問題が発生した際に1件の同期エラーが発生するものとなります。そのため、一件の同期エラーが発生しましても、次の同期が成功しますと、その後は 問題なくご利用いただけるという性質のものですので、数件程度発生した同期エラーを 重要視する必要はないものとなります。
同期エラーは、ご利用上の何らかの問題が発生した場合、その原因の究明の参考にするために参考にする、 という性質のものとなります。
総じて、同期ログがある程度多量に生成されましても、またそれが削除済アイテムに格納されましても、 ご利用上の不都合が特に発生していない場合は、そのままご利用を継続されましても特に問題とはならない 認識となります。
事象の原因として考えられる事
同期エラーが削除済アイテムに格納されるということも過去事例より散見されるものとなります。 Outlook の同期ログが生成されるロジックは以下の通りです。
- 削除済みアイテム フォルダーに同期ログ用のアイテムを生成します。
- 同期処理のイベントを 1. で作成したアイテムに書き込みます。
- エラーが発生したら、同期ログ用のアイテムを保存し、同期の失敗フォルダーに移動します。
- エラーが発生しなければ、生成したアイテムを保存せずに破棄します。
したがいまして、同期エラーが削除済アイテムに格納される動作は、上記の 3 番で何らかの原因で 同期ログが同期の失敗フォルダーに移動できなかったことが考えられます。
上述の通りですので、同期エラーが頻繁に発生するということでもなく、ご利用上特に不具合が 確認できない場合は、同期エラーは無視していただいて問題ございません。
同期エラーが削除済アイテムに保存される事象が引き続き発生する場合
なお、当該クライアントにおいて、[同期の失敗] ログとその出力先フォルダーの関連付けが 不正な状態である場合に事象が発生したという過去事例がございます。過去事例では以下のオプションで Outlook を起動し不正なフォルダーの状態を初期化することにより、 回避することを確認しています。
もし同期エラーが削除済アイテムに保存される動作が今後も頻繁に発生する場合は、 以下の対応手順の通りとなりますので、参考にしていただければ幸いです。
■ /resetfolders の実行
以下の手順にて /resetfolders オプションを指定することで、Outlook 起動時に フォルダーが初期化されます。
- Outlook を終了します。
- WindowsOS 端末の [Windows] キー+ [R] キーを押下し、[ファイル名を指定して実行] 画面を表示します。
- 以下のように入力して Outlook を起動します。
Outlook.exe /resetfolders
4.受信トレイに [同期の失敗] フォルダーにログが配信されるようになることをご確認ください。
詳細は、次の関連リンクをご参照ください。
※ 上記スイッチを指定しても、失う情報がないのでご安心ください。
※/resetfolders スイッチを使用しても解消しない場合、メールボックスの再作成をご検討いただくことに なる可能性がございます。
本 FAQ についてご不明点がございましたら、詳細を下記弊社技術担当窓口までご連絡ください。
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