サービス名から探す : Microsoft 365 from NTT Communicationsに関するよくあるご質問
組織全体で受け取れるようにメールフロールールで迷惑メール判定回避を行いましたが事象が改善しません。
1.ユーザーのOutlook側で受信拒否リストに追加していないか確認してください。
2.メールフロールールでスパム対策フィルター設定をされた際のSCL(スパム信頼度レベル)の値をご確認ください。定義が0~4の場合はスパムフィルターを通して受信が出来ます。5~9の場合迷惑メールとして判定されます。値が[スパム対策フィルターのバイパス](-1)の場合メッセージはスパムフィルター処理をしません。
3.値を[スパム対策フィルターのバイパス]に設定したにもかかわらず迷惑メール判定された場合は以下のことが考えれます。
高確度のフィッシングと判定されたメールは、今まではメールフロールール(トランスポートルール)による構成でのみスパム判定回避が可能でした。しかし高確度フィッシングメールはマルウェアメッセージと同様に危険度が高いことから、メールフロールールのバイパスでの回避ができなくなります。
そのため、検疫されたメッセージについては、検疫ページから解放いただく必要がございます。 [高度な配信] の [フィッシングのシミュレーション] を設定いただくことで、 高確度フィッシング以外のスパム判定などもバイパスされる動作となります。(接続フィルターやメールフロールールによるバイパス設定は解除いただいても問題ございません。)
なお、フィッシングのシミュレーションについては、送信元ドメインと送信元 IP アドレス両方を登録いただく必要がございますことをご承知おきください。
※高度な配信ポリシーは、訓練メールのシナリオにおきまして、確実に検疫されることを防ぎたい場合に、高確度フィッシングと処理されないようにする設定です。 一般的なメールに対して "高確度フィッシング" 判定を回避するための設定として、推奨している情報はございませんのでご了承ください。
設定手順
- 管理者権限を付与したユーザーにて、[Microsoft 365 Defender (https://security.microsoft.com/)] にサインインします。
- 画面左側のメニューより [ポリシーとルール] > [脅威ポリシー] の順にクリックします。 ([メールとコラボレーション] の項目内にございます。)
- [ルール] 内の [高度な配信] をクリックします。
- [フィッシングのシミュレーション] > [編集] の順にクリックします。
- 画面右側に表示されるメニューより [ドメイン] 入力ボックスを開き、送信元ドメインを登録します。
- 画面右側に表示されるメニューより [IP の送信] 入力ボックスを開き、送信元 IP アドレスを入力します。
- [保存] をクリックします。
※ドメイン、IPどちらの登録も必要であり、どちらか片方での登録では対応できないものとなります。
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