ご質問

Teams会議における通信量を知りたいです。帯域を抑えることは出来ますか。

回答

Microsoft Teams の通信量については、音声通話や会議の内容や運用によって通信量が大きく変わる特性があります。そのため、一概に 「Microsoft Teams で音声通話をした際の通信量はxxx である」という詳細な条件分けをした環境の案内が出来ないことをご了承ください。

特性について

Microsoft Teams 上での音声やビデオ通話 / 会議について、通信状況によっては帯域を下げて自動調整が行われる動作が発生します。（ロジックについては未公開です）

また、Microsoft Teams の会議で音声 / ビデオ通話を利用した場合、一人あたりの帯域は、音声 + ビデオの 2 種類の帯域を使用します。このとき、音声の発言のない場合や、ビデオの通信にて送信している動画に変化がない場合には通信量が減る、動きの多い動画では通信量が 増えるなど、常に帯域が変動します。

加えて、十分な帯域が確保できない場合には、可能な限り音声を優先して接続を維持しようとするため、状況にあわせてビデオに利用する 帯域を下げる動作となります。

Microsoft Teams の各機能をご利用時の帯域幅につきましては、関連リンク内のMS社公開情報に記載がありますので、そちらをご確認下さい。

会議における帯域を抑える方法

Teams 会議やライブ イベントにつきましては、会議ポリシーにてメディア ビット レートの設定が可能です。メディア ビット レートの既定値は 50,000 kbps ですが、この数値を下げることで、利用される帯域が抑えられ、ネットワーク使用率が 減ることで、Teams 会議などの動作が安定する場合がございます。

以下にメディア ビット レートを調整する手順をご案内しますので、運用に合わせて制御してください。

会議ポリシーの設定手順

1. 管理者ユーザーにて、Microsoft Teams 管理センター (https://admin.teams.microsoft.com/)にサインインします。
2. 左ペインより、[会議] > [会議ポリシー] の順にクリックします。
3. [任意の会議ポリシー] を選択します。※ お客様ご利用環境にてカスタム ポリシーを作成されていない場合、会議ポリシーの既定値はユーザー一律で [グローバル] が割り当てられています。
4. [音声とビデオ] セクションにて、[メディア ビット レート] を任意の数値に設定します。
5.  [保存] をクリックします。

※ データ センター側での処理により、設定の反映までに最大 24 時間ほど要する場合がございます。