データを暗号化し安全にやり取りを行う Transport Layer Security (TLS)。
TLSは初実装の際のTLS1.0よりバージョンアップを重ね、マイクロソフト社はより安全な TLS 1.2 への移行を推奨しています。

上記の方針に伴い、マイクロソフト社によりOffice 365 で以下の対応が行われる予定です。

　・ 2018 年 10 月31 日に TLS 1.2 未満のサポートが無効化される予定
　　※2/10：マイクロソフト社より期限が3/1から10/31に延期されたことが発表されました。

※この情報は、Office 365 管理センターのメッセージセンターの MC126199 や KB4057306 で案内されています。

具体的には、Outlook 2016/2013/2010 から Exchange Online への接続で、2018 年 10 月 31 日以降、TLS1.2未満を利用した接続のサポートが無効化される可能性があります。

特に、クライアントPCのOSがWindows 7 や 8の場合、既定で利用するTLSがTLS1.2未満のため、2018 年 10 月末までにTLS1.2を利用するように追加の設定を行うことが推奨されています。
※Windows 8.1/10 では既定で TLS 1.2 が有効にされているため追加の設定は必要ありません。

詳細情報はこちらをご覧ください。

『 Outlook 2016/2013/2010 から Exchange Online に接続する際に TLS 1.2 が利用されるようにする方法 』
https://blogs.technet.microsoft.com/outlooksupportjp/2018/01/05/tls/

『 [IT 管理者向け] TLS 1.2 への移行を推奨しています 』
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2017/07/11/tlsmigration/

『 Office 365 への TLS 1.2 の実装に対する準備』
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057306/preparing-for-tls-1-2-in-office-365

『Outlook クライアント TLS 1.2 対応についてよくある質問』
https://blogs.technet.microsoft.com/outlooksupportjp/2018/02/14/tlsfaq/

『Office 365 の TLS 1.0/1.1 無効化に伴う AD FS / WAP (AD FS Proxy) の対応』
https://blogs.technet.microsoft.com/jpazureid/2018/01/10/adfs-tls12/

『Azure AD Connect の前提条件』
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/connect/active-directory-aadconnect-prerequisites